横浜中区、西区はこのところ、みなとみらいの大型タワーなどがあるものの、数としてはそれほど多くないのが現状です。
そんな中、また大規模なマンションがみなとみらいエリアに建ちます。
それが、横浜MIDベースタワーレジデンス。
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◇横浜中心拠点宣言・・。
近くにあるクリオの新しいマンションもそうなのですが、このあたりに建設されるマンションは「横浜の真ん中だよ!」アピールが大好きですね。
まあ、それは確かに間違ってはいないのですが、今回も高らかに「横浜中心拠点宣言」となりました。
特徴をまとめてみましょう。
・高島町、みなとみらい、戸部、横浜、桜木町各駅から12路線への複合的交通アクセス。
・住、育、医、護、商、多彩な複合施設を併せ持つタワーレジデンス。
・横浜市住宅供給公社+鹿島建設免震技術
◇確かに、横浜の中心だけけど。
確かに、人気が出る条件は揃っていますね。
間違いなくすぐ売れてしまうと思うのですが、なんとなく、「横浜中心拠点」という表現がもうこのあたりでは既視化がすごいというか、少し食傷気味なのでツッコミを入れてみたくなりました。
◇そんなに沢山の駅に行けることが果たして便利なのか?!
身も蓋もないことを言ってすみません。いや、便利です。間違いなく資産価値はあると思うのですが、ご存知の通り、大通り沿いのこのエリアは、みなとみらい、横浜、戸部、桜木町に挟まれたエアポケットのような場所。
みなとみらいかというとそうではないし、もちろん横浜駅前ではないし、紅葉坂の上でもないし、道路や京浜東北線の線路は近くて、結構音は気になるしというところ。
そして夜は案外暗くて意外と人通りが少ない。
この物件に限らず、複数駅にアプローチ出来る物件は、結局どこからも中途半端になりやすく、暮らしにくいケースは多いものです。
いや、もちろん、この横浜MIDベースタワーレジデンスに関しては、本当に不便だなんてことはないと思います。
でも「どこにでも行けるからここが横浜の中心だよ~!」と胸張って言われてしまうと何となく「ふ~ん」と思ってしまったのでした。
◇期待されるのは
それは横浜MIDベースタワーレジデンスによる高島町駅周辺の活性化ではないですか?
みなとみらいも、桜木町も、そして戸部も独自の個性を出しているのに、高島町といったら、交差点と高架下の印象が強すぎる気がします。夜も寂しい。
高島町、といえば横浜の父といわれた事業家の高島嘉右衛門が名前の由来。
横浜に鉄道を通した報酬として自ら埋め立てた広大な土地を得て、現在の高島町になったといのですから、スケールが大きい。
ぜひ、横浜MIDベースタワーレジデンスの特に商業施設には盛り上げてもらって、みなとみらいに負けない高島町ブームを起こしてもらいたいと思うのですが、いかがでしょうか。
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