良く、マンションのポストに投げ込まれている
「このマンション限定で買いたいという人がいます」とか
「このマンション限定で探している人がいます」
というチラシがありますね。
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マンションの売却を検討していると、おっ、今ならスムーズに売却できるのかな・・とか
少しでも高く売れるのかな・・と期待してしまいますね。
なんとなく本当なのか怪しいな・・と思ってみても、意外と大手の不動産会社もそんなチラシを入れてきたりします。
いったいあのチラシはどのぐらい信用出来るのでしょうか。
◇ほぼすべて「物出し」のためのウソ。しかし・・。
結論から言うと、ほとんどすべてがウソであり、買いたいというお客様はいないと考えられます。
不動産の仲介会社はとにかくマンションや不動産の売買を成立させなければならないため
①なるべく良い条件や人気のマンション・不動産を
②なるべく市場の相場より低い価格で
③なるべく自分達だけが独占できる専任契約で
取引出来る物件を常に探しているのです。
この①~③の条件さえ満たされれば、ほぼ、勝利で、売り上げが見込めます。
(マンションの売主もこの仲介業者の心理の3つのポイントを押さえておくことが非常に重要です。仲介業者の心理を把握しておくと、信頼できる業者かどうかの判断基準にもなります)
そのための物件を探し出す行為が「物出し(ブツだし)」というのですが
「このマンションを買いたいという人がいます」チラシはその基本的な営業手法なのですね。
定期的にその行為は行われますので、間に受けないほうが良いでしょう。
ウソであっても、実際にいたかどうかは確認のしようがないため、こんなグレーな手法が現在も行われているという訳です。
◇このマンションは売れると見込まれているからこそ、チラシが入るケースもある。
真に受けてはいけないものの、100%ウソばかりかというと、そうとも言い切れないところもあります。
例えばAというマンションの一室が売りに出されて、たまたまそこに有望なお客様が二人現れて、片方で成立、片方が次の新しい部屋が売りに出るのを待つというケースです。
この場合は、そのマンションに売り物件が出ないか、ピンポイントで先ほどのようなチラシをまくケースはあるでしょう。
また、買い手候補がいなくても、このマンションは空きが出ればきっと売れる!と業者が見込むような人気物件では、とにかく売り物が出ないか、徹底的にチラシをまかれるケースがあります。
ポイントとしては、そのチラシが他のマンションにも同じように入っているのか、そのマンションだけにピンポイントで入っているかが分かれ目になりそうです。
後者であれば、いろんな意味でそのマンションの売却はスムーズに行く可能性が高くなるでしょう。
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