新しいマンションの購入する場合に現在のマンションの売却を考えなければなりません。
その際にはやはり信頼出来る業者選びが問題になります。
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◇仲介業者選びの注意点
良く、高すぎる査定で媒介契約を結ぼうとする業者には注意、と言われましたが、現実的なラインで査定額を出してくる業者もいます。
photo credit: Patrick Vierthaler Minato Mirai みなとみらい via photopin (license)
以前の記事で書きましたが、時間の制限がまだ余裕があるのなら、基本は強気の値段設定からスタートすべきです。下げるのはいつでも出来ます。
それでもやたらと、早く売るために現実的に、とか、低めの査定をしてくる業者にも注意が必要です。
ひとつには、その物件には地縁があり、そのマンションでなければならないという理由のある人が必ず何人かはいるものなのです。まずはそこを狙わなければなりません。
そうゆうことを検討せずに低めの査定をしてくる。現実的には市場は厳しいとか、いろんな理由で査定をするのですが、一生懸命してくれると、頼りになるような気がします。
そして、しばらくすると、買いたい人が現れて、スムーズに売買成立・・・。
なんだか素晴らしい話ですが、これは少し危険です。
◇危険な「両手仲介」
いわゆる「両手仲介」のリスクがあります。
その業者が、マンションを売る側のあなたと、買う側と両方と契約を結んでいるケースです。
それでも、スムーズに売れれ良い・・と思われるかも知れませんが、実はマンションを買いたい人は必ずしも個人の人とは限りません。
いわゆるリノベーションをして再販をしたい再販業者や、投資をしたいファンドなど、多くの法人もリーズナブルなマンションが市場にでるのを期待しており、そして多くの場合、仲介業者と密接につながっているケースがあります。
仲介業者は、契約が成立してこそいくら、です。
多少、マンションの価格が安くなっても、例えば再販業者が安くマンションを仕入れることが出来て、またマンションを買いたいといってくれれば、それがビジネスの継続になります。
法人は個人と違って、何回もマンションの売買を繰り返すため、非常に重要なお得意さまなのです。
もうおわかりだと思いますが、両手仲介の場合、仲介業者は全くの中立というケースはまれです。
このようなリスクもある透明性のなさを考えると、実際にマンションを売る際は、相当に注意をする必要があります。
両手仲介をする業者は、多くの場合、お得意さまである法人の利益を優先します。
つまり、個人相場より安く、マンションを売りに出させ、すぐに法人に知らせて、お得な物件として契約させるのです。もちろんレインズなどに流通させる前にです。
いかに両手仲介がモラルに違反しているかが理解していただけたかと思います。
ただ、日本の現状では両手仲介になにも規制がないため、両手仲介はほんとうに普通のこととなっています。
良心的な不動産業者はモラルを持って両手仲介を行っています上記のように、個人に不利益をもたらす行為をしている場合があります。
残念ながら、これは本当にめずらしいことではなく、業界内で多く行われていることです。
一生のうち、何度かマンションを売り買いする個人の方は、絶対その特に、食い物にされてはいけません。
ですから、安易に低い査定で、買いたいお客様がいるようなことをにおわせる業者には注意して下さい。
基本はまず、高値から売っていけばいいのです。
高値で売れなければ、値段を下げていけばいいだけなのですから。
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